
左は肉眼で見た歯、右はこれを顕微鏡で見たものです。根管といわれる細い管の入り口がはっきりわかります。従来の歯内療法では、この根管の入り口を手探りで探して治療していたわけです。実体顕微鏡を用いれば狭い根管内もはっきり目で見て確認しながら治療できます。治療精度が上がるのは一目瞭然といえるでしょう。

当院で使用されている手術用実体顕微鏡は、眼科や脳外科手術などで使用されているのと同様のもので、最大で肉眼の約20倍での処置が可能です。歯の根の治療を顕微鏡下で行うマイクロエンド、顕微鏡下で繊細な外科処置を行うマイクロサージェリー、その他通常の歯を削るときにも顕微鏡は威力を発揮します。
また、治療過程を録画して、映像で資料内容を詳細にご説明することも可能となります。
日本で顕微鏡が歯科治療に有効に使用されているのは、まだごく一部の歯科医院に過ぎないのが現状です。当院ではMicroscopic endodontics institute (MEI)を併設し、定期的にセミナーなどを開催し、歯科医療における実体顕微鏡の普及に貢献しております。
当院で行う治療方法や治療症例は、院長のブログ内の「治療」というカテゴリーを参照してください。手術用実体顕微鏡を用いた最新の情報や症例をアップしています。